パーティー全員のレベル36になったというのに、全体回復スキルである「いやしのかぜ」が使えるようになる「ひかりのタクト」も「ユグドラシル」も手に入らない。
もしもこの中盤で、回復スキルが僧侶のベホイミしかなかったら、さぞかし心もとない状況だったろう。
しかしぼくの場合、幸いにして、いつの間にかに魔法使いもベホイミを使えるようになっていたのでことなきを得た。
気がついたら特殊効果として「ベホイミ」が使えるようになるドラキーマのこころSを持っていたのだ。
あえて集めていたわけではないが、このドラキーマのこころSのおかげで、レベル36になったいまも回復は僧侶と魔法使いのベホイミ2枚体制で十分回っている。
現在、僧侶には「いやしのかぜ」を使える武器の代わりに、「やしゃのこん」を持たせているが、この攻撃力がめっぽう強い。
攻撃力が強いから、こちらがダメージを受ける前に敵を倒すことができ、結果的に全体回復スキルが必要なシチュエーションにはほとんどならないという好循環になっている。
有料ジェムでふくびき回して「ひかりのタクト」をゲットしようとすると、とんでもない費用がかかるかもしれない!
もしもぼくと同じように、「いやしのかぜ」スキルのついた装備がなかなか得られなかった場合、課金してふくびきに賭けるよりも、ドラキーマのこころSを目指して、魔法使いのベホイミでしのぐ方が効率的だと思うのだ。
たとえば、ふくびきで「ひかりのタクト」が出る可能性は、一番確率の高い「SP装備ふくびき」でも0.35パーセントである。
ザックリ計算ではあるが、有償の1ジェムが1円だとしよう。
ふくびき1回300円だ。
1回目でみごと「ひかりのタクト」を引く確率は…
もちろん0.35%。
では10回ひいたら10倍の3.5%になるのかというと、そうではない。
考え方としては、1回目で出ない確率が100-0.35の99.65パーセントで、2回連続で出ない確率はその99.65パーセントのそのまた99.65パーセント…となるので、10連ふくびきを1回して、お目当ての「ひかりのタクト」が当たる確率を計算するには、1から0.9965の10乗を引けばいい。すると0.3445になるので、約3.45パーセントという計算になる。
ためにし、10連ふくびきを100回やってみたらどれくらいの確率でひかりのタクトがゲットできるのか計算してみた。
10連ふくびきの回数 | 当たる確率 | 費用 |
1回 | 3.45% | 3千円 |
10回 | 29.57% | 3万円 |
20回 | 50.40% | 6万円 |
30回 | 65.07% | 9万円 |
40回 | 75.40% | 12万円 |
50回 | 82.68% | 15万円 |
60回 | 87.87% | 18万円 |
70回 | 91.41% | 21万円 |
80回 | 93.95% | 24万円 |
90回 | 95.74% | 27万円 |
100回 | 97.00% | 30万円 |
※費用は全部有償ジェムを使った場合での計算。
※厳密には1ジェム1円ではなく、購入した有償ジェムの量の約1割前後の量に相当するおまけ無償ジェムがもらえたり、10連ふくびきには★5確定枠があったりするので、もう少し確率は上がる。
20万円つっこんでも、90パーセントぐらいの確率にしかならないところがおそろしい……
これなら、ドラキーマ乱獲してドラキーマのこころSを狙った方が、絶対お得だと思うんだ。
もちろん、ひかりのタクトを目当てにふくびきを繰り返していれば、たとえひかりのタクトが出なくとも、★4のユグドラシルが出て、とりあえず「いやしのかぜ」が使えるようになるということは十分に考えられるが……