雑記

情報の海をただようボトルメッセージとしてのブログ

ブログサイトを作ったことがある人なら、きっと誰もが一度は通る道だろうが、最初の数ヶ月はとにかくアクセスがない。


ブログのスタート地点はいつもは絶海の孤島

アイザップ
アイザップ
最初の数ヶ月はマジでつらい。

とくに自分でドメインをとって、WordPressでブログサイトを立ち上げるというのは、いわば絶海の孤島に個人商店を開くようなもので、これなら南極に中料理屋をオープンさせる方が、なんぼか楽に集客できるんじゃなかろかと思えてくるほどだ。


ここに中華料理屋をオープンさせる方が集客なんぼか楽かも…
(写真は南極のアルゼンチン基地)

ツイッターなどで先人のつぶやきを見ていると、「30記事までは開店準備期間、100記事超えたあたりがスタート地点」などと驚くほど高い基準が提示されている。

アイザップ
アイザップ
100記事も書けば入れ食い状態でっせ、という話なら誰でも続けられるんだ。でも実際はそこがやっとスタート地点というこの現実……

記事を100本書くというのは容易なことではない。継続の重要性は理屈としてわかっていても、大抵はモチベーションの方が続かない。かくして1年以内に9割の人がブログを辞めるという。

ではどうすれば、継続に必要なモチベーションを保てるのか。

物ごとを継続するために大切なことは、継続が重要という理屈ではなく、継続が自分を成功に導くという確信なのだ。

アイザップ
アイザップ
かっこよく言い切ったけど、実はそれに気づいたのは今さっきなんだ。

ぼくはその確信を、ライターの岸智志氏が書いた「編集者と話して再認識した、ライターになれる人となれない人の違い」というブログ記事を読むことによって得ることができた。

私がライターを名乗ることができるのは、辛抱強く私の原稿に付き合ってくださった編集者さんたちのおかげです。しかし、ひたすら文章に向き合ってこなければ、ライターになることはできなかったと思います。逆にいえば、私より優秀だったはずのライターさんが消えてしまったのは、書くことをやめてしまったからだということになります。

もっとも大切なのは「書き続けること」です。

編集者と話して再認識した、ライターになれる人となれない人の違い

岸氏もまた、ここで継続の重要性を語っている。しかし、ぼくがこの記事から、書くことの継続が自分の書き手としての成功につながると確信することができたのは、岸氏がライターとしての自分の実体験を、自分の言葉で語っているからだ。

実のところ岸氏がここで語っているのは「継続は力なり」というありふれた考え方に過ぎないのかもしれない。しかし、それを実際に身をもって感じたことのある人から出てくる言葉の重みは圧倒的だ。

アイザップ
アイザップ
同じ内容でも、誰がそれを言ったかによって、説得力って変わるんだね。

余談だが、岸氏のこのブログ記事の小見出しには「そして誰もいなくなった」というアガサ・クリスティーの推理小説の題名が使われており、さりげなくそういう小ネタをぶっこんでくるところからも、著者の教養と性格がにじみ出ていておもしろい。なんでみんないなくなっちゃったんでしょうねー、うーん、ミステリー!
アガサ クリスティー, 青木久惠 早川書房 (2010/11/10)

岸氏のこの記事が書かれたのは2016年の8月20日。その3年後に、ある駆け出しのブロガーがたまたまその記事を読んで、後に著名な大ブロガーとなった書くという行為に対するモチベーションを大いに高めたというのは、実にロマンのある話ではないか。

まるで、自分の経験を書き記したメッセージをボトルメールとして海に流したところ、3年後に誰かに拾われて、その拾った人の人生を大きく変えたみたいな話だ。


ボトルメール
ブログに書かれたメッセージは、時間と空間を超えて人に伝わる

目下のところ、ぼくがこの「知ったかブリタニカ」というサイトに投稿している記事は、いまのところあまりほとんど読まれてない。

Googleアナリティクス(というアクセス解析ツール)が教えてくれるこの惨憺さんたん たる現状を前に、ぼくが何かを書く意味なんてあるのだろうか、と感じることも多々あった。

しかし、1年後、2年後、あるいは10年、20年後に、どこかで誰かが、ぼくが書いたなんかの記事に「おおっ」と目を丸くする情景を想像するのはなんだか楽しいものだ。

だからぼくも、未来の誰かの力になれるような記事を書き続けようと思う。

かくして今日もぼくは絶海の孤島から、このボトルメールを一本、静かに波に託す。

読書する少女
すべてのブロガーに捧ぐ、読むドーピング! 「読みたいことを、書けばいい。」(田中泰延 ダイヤモンド社)   読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術 田中泰延 ダイヤモンド社 (2019/6/13) Amazo...
ABOUT ME
アイザップ
250年の歴史を持つブリタニカ百科事典(英語版)の記事を元に、個人的に興味深いと感じる無駄知識を世に広める伝道師。40代にして初めて正社員の職を得ることに成功し、その後、ぜんぜんできなかった英語にも手をつけ、やっとTOEIC 690点まで到達(2018年12月)。最近会社を辞め、いま流行りの青年失業家に転身。9月29日のTOEICで730点越えを目指して鋭意勉強中。