2019年9月、730点を目指してTOEIC L&Rを受験するも、結果は前回比+5点の695点。
直近のスコアは675点(2018.11)→690点(2018.12)→695点(2019.09)で、いわゆる730点の壁というやつに阻まれている状態だった。
次のTOEIC受験(2019年12月)まで残り1ヶ月強。
そんな折、偶然「ドラゴン桜2」という漫画を読んで、いまは大学受験もスタディサプリというオンライン学習ツールを使うのが効果的と知った。(註:このブログの筆者は40代)
もしかしてそのTOEIC版もあるんじゃないかとあたりをつけて探したところ、「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」というサービスを見つけ、7日間無料体験がついていたこともあり、さっそく試してみた。
その後、ぼくは有料でコースを継続し、試験までの1ヶ月半の間に120時間ほど勉強したところ、目標だった730点を大幅に上回る795点を獲得。
12月のTOEICの結果を見て仰天。
— アイザップ@知ったかブリタニカ主筆 (@AIZAP583) January 7, 2020
9月は695点にとどまりましたが、今回は大躍進の795点!🎉
思えば、TOEICを初めて受けた時は330点。
あれから3年半。
目標だった730点をやっと超えられた。
しかも、いきなり800点代が見えてきた。😂😂😂#TOEIC#TOEIC結果#TOEIC730点リベンジプロジェクト https://t.co/Vq631Cet4g pic.twitter.com/WNZaiXeoNj
目次
TEPPAN英単語でTOEIC990点レベルまでの英単語を押さえる
いままでも英単語は「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」(通称「金フレ」)で勉強していたのだが、フォローできていたのは730点レベルまで。
しかも、その730点レベルの英単語についても、実のところちょっとあやしいものだったので、まずは英単語を攻略することにした。
実際にやってみると、英単語こそ、アプリを最大限に活用して覚えるべきだろうと感じるようになった。
なにせ、アプリなら発音もわかるし、正解するたびに「ピンポン!」と音が鳴るので、だんだんそれが快感になっていき、サルのようにひたすら繰り返すことができる。
ちなみに、解答方法は日本語からの4択で、難しい単語でも日本語の選択肢を見ると思い出せることが多いため、これを繰り返しているだけで、990点レベルの単語でもだいたい正答できるようになる。
これはもちろん、4択だからこそなせる技なのだが、しかし、このトレーニングを繰り返したあとに、リーディング問題に取り組んでみると、その難しい単語に出会った時、前後の話の流れが記憶を呼び起こすトリガーとなり、その単語の意味をかなりの率で思い出すことができるのだ。
TOEICに出る単語だけ先に覚えちゃう戦法、マジでオススメ。英語嫌い病が治るよ。
効果的なディクテーションでリスニング力を飛躍的にアップ!
アプリによるTOEICの勉強は、リスニングパートでその本領を発揮する。
TOEICでハイスコアを取るためにもっとも効率的なのは、公式問題集を繰り返すことだとよく言われる。
しかし、少なくともリスニングパートに関しては、スタディサプリTOEICは公式問題集を凌駕している。
公式問題集に限らず、紙媒体のテキストの欠点は、「音源が別」という点である。
つまり、リスニングパートを勉強するためには、テキストの他に、スマホなどの音源再生ツールを用意しなくてはいけないということだ。道具が2つ必要なのだ。
そのため、電車の中など、スキマ時間を活かした勉強法には使いづらい。
なにより、紙のテキストについてくる音源は、英文のワンフレーズにつき一音源ではなく、たいていの一問につき一音源なので、リスニングの勉強に最も効果的なディクテーション(耳で聞き取った音源を文字に書く勉強法)には不向きなのだ。
ディクテーションをするためには、ワンフレーズにつき一音源でないと、フレーズの頭出しがたいへんなのである。
加えて、「紙媒体のテキスト」+「別音源」でこのディクテーションのトレーニングをしようと思うと、下記のように3つの媒体を行き来することになる。
①「聞く」(スマホ操作)
②「書き出す」(紙とペン)
③「答え合わせ」(テキストの解答)
それに加えて、一度でよく聞き取れなかった場合、繰り返しの数だけ、音源の頭出し作業も発生する。
一方、スタディサプリだと、これらすべてをスマホかタブレット(またはパソコン)一台で完結することができるのである。
スタディサプリのリスニング問題にはしっかりディクテーショントレーニングが用意されていて、長いパラグラフもディクテーション用に一文ずつ何度でも再生できる仕様になっている。
しかも、聞き取った音声をスマホやタブレットPCに入力する時は、アルファベット26文字のうち、正解候補の8文字しか画面に表示させないことにより、ディクテーションのハードルを下げてくれているという親切設計なのだ。
これがすごい便利。文字が8択なので、正しい綴りがわからなくてもたいていはつまづかずに進むことができる。また、よく聞こえない前置詞も、例えば8択の中に「T」があれば、「the」かな、という具合にあたりをつけやすい。
※ただし、PC版はパソコンの物理キーを使うので、入力文字候補の絞り込み表示機能はないようです。やるならスマホやタブレットがオススメ。
それを繰り返しているうちに、いまの「ホニャララ」はourだなと、自然にわかるようになるんだ。
間違った文字を入力すると次の文字には進んでくれないが、8択なので、一回間違えたら、次は7択ということになるし、数回のミスまでは許容してくれるので、前置詞や冠詞がよく聞こえずにミスったとしても、残された選択肢から「もしかしていまのはtheが頭についてたのかな」とか見当をつけられるようになっている。
最初はなんども間違うかもしれないが、これを繰り返しているうちに、よく聞き取れなかった音も、だんだんしっかり聞き取れるようになってきて、誤答率がどんどん減っていくのがうれしい。
スタディサプリのディクテーション機能でTOEICのリスニングが440点に
2019年10月末から12月中旬までの約1ヶ月半の間に、このスタディサプリTOEICを活用して120時間ほど勉強したところ、スコアが695点から100点アップの795点を取れたのは表題の通りであるが、その内訳は、リスニング85点アップ、リーディング15点アップだった。
回次 | 受験日 | リスニング | リーディング | 合計 |
第243回 | 2019年9月 | 355 | 340 | 695 |
第246回 | 2019年12月 | 440 | 355 | 795 |
もちろんスタディアプリはリスニングもリーディングもまんべんなくやったので、決してリーディングをおろそかにしたつもりはない。
ただ印象として、スタディアプリENGLISH TOEICは、アプリという特性を活かして、とりわけリスニングパートの学習に大きな力を発揮するモデルになっているように感じられる。
リーディングパートに比べてリスニングパートは、出てくる文法も単語も簡単なので、TOEICでハイスコアをとるという観点から言えば、まずリスニングを制するというのは、オススメの戦略である。
なにせ、聞き取れさえすれば、ハイスコアが狙えるのだから。
しかも、やってみて感じたのだが、実は読み取るより聞き取ることの方が、はるかに楽なのだ。
小さな子供だって、言葉を覚える時は、まず「聞き取る」ことから入る。
日本人の多くが英語のリスニングに苦手意識を持っているとしたら、それは単に、英語を聞き取る機会がほとんどないからというだけの話だろう。
ぼくが学生だった頃(90年代)、英語の音を勉強するハードルはとても高かった。手段が少ない上に、あってもすごく高額だったのだ。
しかし今は、アプリを使えばお小遣い程度の額で、効率的にリスニング力を鍛えることができるのだ。
今回、ぼくがスタディサプリENGLISH TOEICで学習した時間は120時間だが、単語学習やリーディングパートを除くと、おそらくリスニングの勉強時間は60時間ぐらいだろう。
通勤時間なども活用して、1日1時間勉強できれば、たった2ヶ月でこなせる量だ。
それだけで、TOEICのリスニングパートを100点近く上げることができるのだから、いま考えても実に安い買い物だったと思う。(いままでTOEIC勉強法について書かれた本に、いくらお金を投入したことか…でもそれ以上に惜しいのは、なかなか730点に届かず、いたずらに費やした時間だ)
スタディサプリENGLISH TOEICは月額課金のサブスクリプション制なので、短期決戦で目標期限までに必ず◯◯点を超えたいという方には、強くオススメしたい。
そして、予定通り目標を達成した暁には、解約してもいいのだけれど、さらなるハイスコアを目指して継続契約するというのもいい選択だと思う。(というより、このアプリで勉強してスコアがボンと上がると、継続契約してさらに上を目指したくなると思うのですが…)
ぼくはスタディサプリのサブスクリプション継続して、3月のTOEICも出願済みだよ。