バーチャトラベル

世界のイケメンモアイたち

モアイのサムネイル

南太平洋の孤島、イースター島にたたずむモアイたち。しかし、モアイがあるのはイースター島だけではないという。

真相を究明すべく、ものぐさ調査チームはオンラインで現地の様子を確認してみた。

えええっ、まさかこんな先進国に古代の巨石文明があったとは!

モアイといえばイースター島ですが…

現在40代以上の日本人の多くにとって、モアイとの邂逅はいまから約30年ほど前、ビッグバイパーを操縦したいたときのことだろう。

あのとき我々は、モアイの口から吐き出される青白い輪っかを避けながら、あるいはレーザーでそれ撃砕しながら、漆黒の宇宙を駆け巡っていた。

「上上下下左右左右BA」というおまじないを覚えている人も多いことだろう。

そう、あのモアイだ。

当時、小中学生だった我々は、その歴史的価値を顧みることなく、グラディウスの3面で、その黄色い巨大な顔面に対して破壊の限りを尽くしていた。

よくモアイの口にミサイルを撃ち込んだものでした。

しかし我々はモアイが憎かったわけではない。

むしろあのおかげでモアイは我々日本人にとって愛すべき存在となり、のちに日本企業がモアイ修復プロジェクトに全面協力することとなった布石となっていたのではないかとすら思われる。

タダノ(香川県)の協力によってふたたび立ち上がったイースター島のモアイたち

そう、我々日本人にとって、モアイは単なる異国の巨石文化ではないのだ。

南太平洋にぽつねんと現れたこの巨石文化は、大平洋を渡ってこの日本にも伝播したのである。テレビゲームの中ではなく、リアル日本に渡来したのだ。

日本に根づいたモアイ文化

たとえば…

宮崎県のサンメッセ日南にあるモアイ像

この宮崎県にある7体のモアイは決して「劣化コピー」ではなく、イースター島のアフ・アキビにあるオリジナルの7体と、大きさも形も瓜二つなのだという。

で、こっち(下図)がオリジナルなのだが…

イースター島アフ・アキビのモアイ

あれ? オリジナルの方が貧相じゃないか?

うん、まあ、オリジナルは数百年にわたって風雨にさらされていたわけで、そりゃ当然といえば当然なのだけど…

ちなみに東京からこのイースター島のオリジナルを見に行くためには、「羽田」→「ニューヨーク」→「サンティアゴ(チリ)」→「イースター島」と飛行機を乗り継いで40時間前後かかる。つまり、1回地球の裏側付近のサンティアゴまで行って、さらに少し(といっても相当な距離だが)戻る必要があるのだ。おそらく、地球上で日本から最も遠い場所のうちのひとつだろう。

イースター島の位置。現地名はパスクア島。前者は英語名で、後者はスペイン語名だが、いずれも「復活祭」という意味。

モアイ大国ニッポン

しかし、そんな遠くまで行かなくても、実はこの日本もまた、モアイ大国なのだ。まずはこれを見てほしい。

真駒内滝野霊園のモアイ像(キャプションがストーンヘンジになっているのは、実にこの近くにストーンヘンジもあるからでして…)

なんと北海道の大地に33体ものモアイがいたのだ。

どこをどうツッコんでいいやら…

なぜ日本の霊園にモアイがいるのかとか、そこそもモアイも一種の宗教的意味合いのある建造物だったと思うが、それが大仏様やストーンヘンジといっしょにいていいのかとか、ツッコミポイントはたくさんあるのだが…

いずれにせよ、日本はイースター島(チリ領)以外でもっともモアイの数が多い国であることは疑いないだろう。サンメッセ日南の7体と真駒内滝野霊園の33体を合わせただけで40体。

イースター島には現在、1000体ほどのモアイがあるといわれているが、そのうち立っている(立っている状態に戻された)モアイは30体前後という。つまり、ちゃんと立っているモアイの数は、なんとイースター島より日本の方が多いのだ。

クリスマスやハロウィンのように、もともとは異文化の宗教文化だったものを、宗教色を抜いた形でローカライズさせることに関しては天才的な能力をもつ日本であるが、そのヘンタイ能力がこのモアイでも遺憾なく発揮されているというわけだ。

今回、日本国内のモアイ群を紹介できたのは2ヵ所のみだが、他にもモアイは日本に多数存在している。

もやは、あまりに日常的にな風景になってしまい、モアイがいてもそれと気づいていないのかもしれない。

ほら、あなたのすぐそばにもモアイが。

渋谷のモヤイ像 モアイは静かに日本を見守っている。

マジレスすると、モアイは古代文明ではなくて、日本でいえば江戸時代の初期(17世紀)ぐらいまでは作り続けられていたんだ。

その後、なぜ作られなくなったの?

木材の乱伐(自然破壊)による文明の崩壊説とか、疫病の流行による社会の崩壊説など、諸説あるけど、真相は闇の中…